2011年11月04日

水難事故について。


11月1日に、近所の川で小学1年生の男の子が川に転落し、溺れるという
水難事故が起こりました。

数人のこども達で川の護岸のガードレールを乗り越え
釣りをしようと遊んでいて、足を滑らし、落ちてしまったようです。


事故に遭った子は救助に当たった方の素早い適切な処置で一命は取り留めました。

でもまだ、意識不明の重体で、予断を許さない状況です。

どうか、目を覚まし、事故以前のように、元気になりますように。
一日も早い回復を祈るばかりです。


事故に遭ったお子さんは、娘のクラスメイトであり、事故現場には偶然にも
二男も居合わせており、我が家にとっては、他人事と簡単には思えないのです。

先日の授業参観での、とっても元気なこども達の様子が思い出され・・・
あの元気な笑顔が戻りますようにと願っています。


自然は身近にあって楽しいけど、怖いもの。

二度とこのような事故が起こらないように、ワタシ達大人もこども達の安全を守らなきゃ!と
強く思いました。

もちろん!自分のこどもには常日頃から、強く言って聞かせてますが
更に、危機管理意識を持って更に気をつけるように注意していきたいです。


以下の追記は、その時の様子を記しました。
ワタシ自身も、大変強いショックを受け、心の中の状態をまとめるためにその時の様子を
記しました。




その日は、小学校の遠足の日で朝から雷がゴロゴロと鳴り、雨も降っていました。

雷雨が小康状態になるのを待って、1時間遅れで遠足へ出発したそうです。
出発時間が遅れ、当然、帰る時間も遅くなり・・・

そんなこととは露知らず

予定表では14時には学校にて解散とあったのにも関わらず、、、
15時前になってもこども達が帰宅しないので、家で帰りを待っていた私は、
心配になり天気もまた悪くなりそうだったので

車を出して、様子を見に出かけました。

まず、学校へ行き、娘がお友達と校内にいたところを確保。
「帰りが遅いから心配で見に来たんだよー!」と言うと、
娘が朝の出発遅れの件の話をしてくれて納得。

ひと学年違いの二男が見当たらないので、「お兄ちゃんはどうした?」と聞くと、、、

二男のクラスメイトの女の子がちょうど通りかかり、
「今日はね、路線バスとモノレールで社会見学の遠足だったから、学校まで来ないで
バス降りてから、児童館の前でみんな解散したんだよー。だから、反対側から帰ったかもよー」と
教えてくれたので、娘を車に乗せ、そのまま家に帰ろうか?それとも、様子を見ながら
児童館の方まで行ってみようか・・・?
迷いながらも、もしかしたら、コープ方面から来るかもしれない・・・

などと、思い、、車をいつもの通学路とは違うコープ方面へ向かいました。

そしたら、、、コープが見えてきた途端、反対側の川岸に人だかりができていて
車も数台路上にハザードを出して、停車していて、、、

何やらただ事ではない様子が感じられ。。。。

一気に、背中にサーーーっと走るものがあり、急いでコープの駐車場へ車を止め、
娘を連れて駆け下りて、ガードレールに駆け寄ると、、、
向こう岸の護岸に、濡れたリュックサックが放り投げられていて、
数人の大人とこどもの姿があり

大声で「がんばれ!がんばって!!」という叫ぶ声。

救急車のサイレンがどんどん近付いてきて、救急隊員が走ってきて
しゃがみ込み心臓マッサージ?らしき動きが見えて、、、

もしや?自分の子では?という不安にドキドキと胸が早鐘を打ち、、、
慌てて、周りをキョロキョロ見回して見ると、うちの子と、いつも一緒のお友達の二人の姿が!

橋の欄干にしがみつくようにして、向こう岸の様子を食い入るように見つめていました。

思わず、大声で二人の名前を呼び、駆け寄り、
「何してたの!何で帰りが遅いの!心配して捜してたんだよっ!!」と声が震えて
泣きながら叫んでしまいました。

二人はワタシの様子にビックリしながらも、
「あのね、ヒナのクラスの○○くんが、川に落ちてね、おれたち、通りかかってからね、
ヤバイ!と思って、二人で走ってコープの人に助けを呼びに行ったんだよ。
そしたらね、コープの人が走って来てくれて、ロープを体に巻いて下に降りて
溺れて動かなくなってた○○くんを助けて、上にあげてから・・・」と説明してくれて


それを聞きながら、、、わが子が無事だったことの安堵と、溺れた子の様子の恐怖と
あの向こう岸の子は大丈夫だろうか??など、、、いろいろな思いが一気に頭の中を駆け回り

足が震えて、涙が止まらず、「どうしよう。。」と震えながら二人の手を握って
取り乱していたところ

隣で様子を見ていたおばあさんが、「お母さん、この子たちは偉かったよー。
ちゃんと大人に知らせに行ったんだよ。うんと褒めてあげて!
あの子も、きっと大丈夫。ぼく達が早く、知らせてくれたから、きっと助かるよ。
ね、そう信じて、大丈夫!って祈ろうよ。みんなが祈れば、思いは通じるはずよ」と
言ってくれて、ワタシもハっとなりΣ(@_@;)。

「そうだよね、大丈夫。きっと大丈夫。」
娘を脇に抱き寄せ、二人の手を取って、様子を見ていました。

*あのご婦人が声をかけてくれたお陰でだいぶ落ち着くことが出来ました。
感謝です。ありがとうございました。


その間にも、警察や救急車などが続々到着し、搬送されたのを見届けてから
たくさんの駆けつけた人をかき分けて、こども達を車に乗せ

とりあえず、息子のお友達のお宅へ電話を入れ、「今、一緒にいるから大丈夫です。
少し、帰りが遅くなりましたが、これからお宅まで送り届けますね。」とおばぁちゃんへ連絡し
(おばぁちゃんが心配しないようにその時は事故のことはあえて伝えませんでした)

「さて、雨にも濡れているし、風邪ひかないうちにおうちに帰ろうか。」と車を出発させようと
していたら、おまわりさんが数人、

大声で「事故の様子を最初から見ていた方はいませんか?」
「落ちた様子を見た方いませんか?」と声をかけている様子が見え
こども達が「オレ達、落ちた後だけど、溺れたとこを見てたよ。ずっと見てたよ」と言うので

警察官に合図し、こども達の話を伝えると「是非、様子を聞きたいからパトカーにて事情聴取しますね」と

言われ、彼らを連れて行ってしまいました。

その間に、息子のお友達のお母さんに電話をかけ、実はこれこれこうで・・・と事情を説明し
留守番のおばぁちゃんが心配しないようにと、伝えて欲しいとお願いし

手が震えて、頭も混乱しながら、仕事中の旦那さんにも電話をかけ、
経緯を話して、少し落ち着きを取り戻しました。


こども達は結構長い間、話を聞かれ、状況説明を何度も確認されたようで
遠足の疲れもあり、事故現場を目撃したショックと相まって、かなり疲れた様子でした。

1人、遠足じゃなかった長男の帰宅時間も近づいていたので、警察の方に
こども達を連れて帰りたいと話し、興奮気味に事故当時の様子を話す彼らを乗せて
クラスメイトの安否を心配する娘を「大丈夫。大丈夫だからね。安心して」と励ましながら
帰宅しました。


帰宅して、すぐにお風呂に入れて、おやつをあげて、とりあえず落ち着かせました。


現場を見た息子は、かなり興奮状態でずっと、その時の様子を話していましたが
本当は、ワタシは怖くて聞きたくなかった。。。
でも、聞かないと息子の興奮も落ち着かないかもと思い、ずっと、聞いて、

「でも、こうすけは偉かったよ。お友達と二人でよく大人に知らせに走ってくれたね。
みんな、なかなか、出来そうで出来ないことだよ、こうすけ達が大人に早く知らせてくれたから
早く助けだすことが出来たんだよ。ありがとうね。よく、がんばってくれたね。

それから、もうひとつ。

溺れている子を、自分達で助けようとしなかったこと。
これは、もっと事故が大きくなるのを防げたんだよ。

ありがとう。本当にありがとう。」と言ってギュっと抱きしめ頭をなでてあげました。


その夜は、様子が気になり息子が寝入ってからも見ていましたが
うなされることもなく、スヤスヤよく眠っていました。

でも、その寝ているこども達の姿を見ると、あの子は今どうしているんだろう?
親御さんや身内の方の心労を思うと、、、

涙が止まらず、「どうか無事であって欲しい」と願い、なかなか眠れませんでした。


翌日、学校では全体朝会があり、校長先生から生徒へお話があったそうです。

そして、息子とお友達はその日に、学校カウンセラーの先生と面談をし、
心の状態を確認してもらいました。

担任の先生の話では、今は事故現場を見た興奮状態でいるけど
時間が経てば、徐々に落ち着きを取り戻してくるでしょうから、ご家庭では
なるべく、普段通りに接してあげてください。
こどもの方から事故の話をしてくる時は、じっくり聞いてあげてください。
そして、必ず最後に「でも、君達はちゃんとやるべきことが出来てホントに偉かった」と
褒めてあげて話を終わらせること。
こちら側から、事故の話をしないこと。

しばらくは、いつもと変わった様子がないかよく気をつけて見てあげてください。との
お話がありました。

そして、お母さん、ワタシはあなたの心の状態も心配です。
苦しいなと思ったら、いつでも連絡ください。カウンセラーの先生との面談の機会を設けます。
お母さんの愛に包まれて、こども達はとってもいい子に育ってくれています。

そのことを誇りに思ってくださいね。

と、おっしゃってくださり、少し気持ちが楽になりました。

息子は、表面上、落ち着きを取り戻した様子ですが、やはり、受けたショックは大きく
「時々溺れたいた子のことを思い出して怖くなる・・・」と旦那さんに打ち明けていたそうです。(;_:)



今日は、夕方から学校で緊急保護者会があり、説明と今後の課題、取り組みについての
意見交換会もあるようです。

二度とこのような事故が起きませんように。
しっかりと話し合い、地域で協力したいと思います。




Posted by いっちゃん♪ at 12:43
この記事へのコメント
@新聞にも大きく載ってましたね、
 子を持つ親として、身につまされる思いです。
 どうか意識を取り戻してほしいです!

 
Posted by yorozuya at 2011年11月04日 15:02
こうすけ君、本当に偉かった。勇気ある行動に感激です。私も子供の頃海で溺れ、大変な思いをしたので溺れる怖さよく解る…どうか早く回復するよう祈るばかりです。。
Posted by リンリン at 2011年11月04日 15:39
ニュースで水難事故をよく耳にしますが、どんな事故現場でも実際その場に居合わせた人間は心に残るでしょうね・・。

次男くんとお友達は そんな中 適切な判断をして 大人に助けを呼びに
行けたのは とても偉かったと思います。

事故に合った児童さんの一日も早い回復を祈っています・・。
Posted by むーママ at 2011年11月04日 16:59
yorozuyaさん♪

そうなんです。新聞、TVのニュースなどでも大々的に報道されていました。
先月も、国場川で痛ましい事故が起こったばかり・・・(;_:)

やんちゃ盛りの男の子、好奇心も大事だけれど・・・
安全がまず第一ですよね。

同じ年頃の子を持つ親として、一日も早い回復と元気な姿がまた
見られることを祈るばかりです。。。



リンリン♪

こうすけ、一生懸命走ったんだって。(;O;)
我が子ながら、「本当によくやった。エライ!!」とうんとうんと褒めてあげたよ。
彼らが、成長していくにつれて、他にもっと出来ることがあったのでは?とか
思いだし、悩むことがないように、、、今で、
「君達の行動は、素晴らしかった。よく頑張ったよ」という褒め称え

僕達の行動は間違っていなかったんだ!と思うように、導きましょうと
先生に言われました。

リンリン・・・海で溺れた経験アリ?怖かったでしょう。。。
ワタシも小4の時にミッションビーチで溺れてさ、仕舞には、
ガンガゼっていうウニに足先を刺されて、死ぬかと思った。あの時。

夏休みの1ヶ月を松葉杖とギプス生活で過ごした思い出があるよ。

事故に遭われたお子さんが一日も早く、元気に笑顔で
お父さん、お母さんに甘える日が訪れることを願います。



むーママさん♪

事故現場に居合わせたのもあり、その後がとても、心配でもあり、
自分自身も怖かったのもあり、こども達の心に与えたショックの大きさも
心配で、、、

いろいろ塞ぎがちになって考えてしまいます。。。(;O;)

もちろん、こども達の前ではそんな風には振舞わないようにしてはいますが・・
ここ数日は、長男の発熱もあったり。。。ワタシ自身もいろいろ考えたりして
よく眠れない日が続いています。

朗報が入ることを心待ちにしながら、一日も早い回復を祈っています。
祈ることぐらいしか、、、出来ない自分も不甲斐ないのですが・・・。

今、旦那さんの帰り待ちで、帰宅したら二人で保護者会に参加してきます。

こどもたちは、実家の父母にお願いしてきたので、、、
こども達のこれからの安全について、しっかりお話を聞いて考えてきますね。
Posted by いっちゃん♪いっちゃん♪ at 2011年11月04日 18:42
ショックな事ってこの件だったのですね。今年は水難事故が多いですね。改めて親が子供達に口酸っぱくてもいい位、声かけしなきゃいけませんね。いっちゃんさんも、子供を支え頑張って下さいね。
Posted by なっちゃん at 2011年11月04日 19:52
次男さんとお友達のとった行動は とても偉いことで それ以上それ以下はなく それが最善だったのです。
大人でも 水の苦手な人なら同じ行動をとったはずです。
だから お子様達は 本当に判断が良かったと思いますよ。

次男さんとお友達はそんな中でも よくがんばりましたね!
Posted by むーママ at 2011年11月04日 21:53
なっちゃんさん♪

そうなんです。。。(;_:)
ここ数日は、かなり受けたショックが大きくて、凹んでました。
あのお子さんのことを考えると、涙が止まらなくなって・・・(;_:)
胸が締め付けられるように苦しくて、、、。

未然に防げなかったものか?などいろいろなことを考えてしまって。

5,6年前に、これまた家のすぐ近くの大謝名の川で小学6年生のお子さんが
上流からきた鉄砲水に流されて亡くなった事故の時、、、

事故直後、たまたま川の側の道路を、通りかかって、人だかりに
「何だろう?何かあったのかな?」くらいで通り過ぎ、後で、あの痛ましい事故だったと知り、、、あの時、小学校入学前だった、ウーマクー盛りの長男に

「お母さん、しつこいよ!」と言われるほど、口酸っぱく何度も、
川の怖さ、水の怖さを話して聞かせ、登下校の行き帰りも、決して
川には近付かないように!!ときつく注意してきました。

なのに!友達に誘われて、一度、川に降りたことを知った時は
激怒して、頬にビンタして、(ワタシが)泣いて、
どんなに、こどもの安全を親が心配しているかを話しました。

あれ以来、息子は、(側でその様子を見ていた弟や妹達も)
川には絶対に降りない。危険な遊びはしない。と約束してくれ守ってくれてます。(・・・と、ワタシは信じてますが・・・。)

せっかく、周りに自然がたくさんある環境にいながら、、伸び伸びと自然に触れ合い遊ぶことが出来ないのは、、、可哀相なんだけど。。。でも、昔と違い
自然にもアチラコチラ人工的に手が入り、安全に遊ばせることが出来なくなっていて・・・

過保護なのかもしれませんが、こどもの安全を守るために、
うるさい親となっています。。。(;_:)



むーママさん♪

ありがとうございます。
そうですよね。息子もお友達もよくやりましたよね。
適正な判断だった。。。自信を持たせてあげたいです。

昨日の保護者会で、校長先生から事故の詳しい経緯説明があり。。。

あの現場の状況を思い出し、、、やはり、平静にお話しを聞くことができませんでした。
涙が止まらず(;_:)嗚咽が漏れそうになるのを堪えるので必死でした。

息子とお友達の勇気ある行動にもお話は触れていました。

それから、スクールカウンセラーの先生も同席して、心のケアについてのお話を伺いました。

大きなショックを受けた後に起こる症状など、、、まるで自分に当てはまり。
ビックリ。Σ(@_@;)・・・。

時と共に、自分自身で正面から向き合い、乗り越え、自分の中で
ひとつの経験として記憶に取りこまれ、自然と癒えていくものだそうです。

全校生徒で、今、必死に頑張っているお子さんの回復を願いながら
千羽鶴を折り、みんなが応援してるよ!の声を届けるそうです。

こども達が学校から配布された折り紙を一緒に、心をこめて折りたいと思います。
Posted by いっちゃん♪ at 2011年11月05日 10:51